2021年度「嗜好品を巡る政治・市場・アイデンティティ」
- 岡美穂子「16・17世紀の日本における政治的贈答品としての南蛮料理」
- 君塚弘恭「18世紀フランスのコーヒー貿易と国際商業ネットワーク」
- 古泉達矢「アヘンと「近代世界」」
- 中林広一(コメント)
(掲載『史潮』新92号)
2020年度「人の移動における自由と不自由のあいだ」
- 日尾野裕一「イギリス大西洋世界とプファルツ難民」
- 江川ひかり「オスマン帝国における遊牧民の定住化過程―ヤージュ・ベディル遊牧民グループの事例を中心に」
- 町田明広「幕末の対外政略と留学生―長州ファイブと薩摩スチューデントを事例に」
- 川喜田敦子(コメント)
- 鈴木英明(コメント)
(掲載『史潮』新90号)
2019年度「スポーツ/身体と権力の歴史」
- 西田彰一「<やまとばたらき>から見えてくるもの―「皇室精神実修」と「身体の健康増進」のあいだ」
- 金誠「スポーツと植民地朝鮮―支配と抵抗を象徴する身体」
- 松尾俊輔「20世紀初頭北米YMCAの世界展開とスポーツ―南米からの「文明化の使命」論再考」
- 福田宏(コメント)
(掲載『史潮』新88号)
2018年度「『偉大な君主』をつくりだす―現代史における集合的記憶のポリティクス」
- 千葉慶「わたしたちは天皇の神格化表象にいかに向きあうべきなのか─三体の神武天皇像を例に」
- 福山佑子「近代イタリアにおけるアウグストゥス―アウグストゥス霊廟とローマ皇帝の記憶」
- 田中剛「政治シンボルとしてのチンギス・ハーン―日中戦争期を中心に」
- 剣持久木(コメント)
(掲載『史潮』新85号)
2017年度「宗教的《他者》化と共存のポリティクス」
- 辻明日香「十字軍と中東のキリスト教徒」
- 曽根原理「東照宮祭祀から見る日本近世宗教」
- 土肥歩「民国初年の「偶像破壊」をめぐって―鍾栄光と陳景華」
- 川﨑亜紀子(コメント)
(掲載『史潮』新83号)
2016年度「植民地帝国と『大学』」
- 出島有紀子「ヴィクトリア朝英国と英領インドの女子医学教育」
- 広中一成「東亜同文書院の学校運営の実像―ふたつの学生ストライキ事件から」
- 通堂あゆみ「京城帝国大学医学部専攻生制度からみる医師資格者の帝国内移動」
- 岡田泰平(コメント)
(掲載『史潮』新81号)
2015年度「マイノリティ史研究における主体性と構造」
- 檜皮瑞樹「19世紀のアイヌ・和人関係と主体」
- 南川文里「「エスニック・コミュニティ」の描き方―在米日本人社会における多人種性とトランスナショナリズム」
- 大川謙作「包摂と排除の政治学―チベットにおけるインド的なものと中国的なもの」
(掲載『史潮』新79号)
2014年度「軍隊と社会・民衆」
- 辻本諭「絶えざる移動と複合的構成―18世紀のイギリス陸軍」
- 中野良「軍隊を「歓迎」するということ―近代日本の軍・地域関係をめぐって」
- 菊池一隆「台湾原住民の伝統生活と高砂義勇隊―台湾北部タイヤル族を中心に」
- 中町信孝「マムルーク朝初期の軍隊とモンゴル系亡命軍事集団(ワーフィディーヤ)」
(掲載『史潮』新77号)
2013年度「歴史学における図像史料の可能性―版画・広告・ポスター」
- 高津秀之「イメージの力―近世ヨーロッパの図像史料にみる歴史の持続と転換」
- 真保晶子「図像史料のコンテクストを探る―18~19世紀イングランドのトレードカード(業務紹介広告)とパターンブック(デザイン見本)の事例」
- 田島奈都子「戦前期の日本製ポスターに見られる女性像の移り変わり―主題の変遷とその史料性について」
- 髙綱博文(コメント)
(掲載『史潮』新75号)
2012年度「『戦後歴史学』とわれわれ」
- 小谷汪之「『戦後歴史学』とその後―新たな『科学的歴史学』の模索―」
- 須田努「イコンの崩壊から―『現代歴史学』のなかの民衆史研究」
- 池田嘉郎「ロシア史研究の中の戦後歴史学」
- 奥村哲(コメント)
(掲載『史潮』新73号)