『史潮』新52号(2002年11月)

特集 空間意識の変容―旅・情報・ネットワーク―

【特集にあたって】
出口宏幸
【論文】
鈴木次郎「世界一周と「帝国意識」―トマスクックの世界一周ツアーの「まなざし」とは」
岩橋清美「十九世紀日本における空間認識の変容―旅日記・地誌・絵双六の分析から―」
千葉正史「近代通信革命と政治空間の変容―近代中国における電信ネットワークの形成と専制政治体制の変容」

自由論題報告

久保田善丈「児童雑誌のなかの中国―『少年世界』・『蒙学報』にみる“まなざし”の共有―」

第26回大会報告・批判

吉田健一郎「歴史学会大会参加記1」
坂詰智美「歴史学会大会参加記2」
山崎久登「歴史学会大会参加記3」

論文

小沢詠美子「江戸における防火政策―嘉永五年「火之元取締令」をめぐって―」
鈴木楠緒子「オレインブルク使節団の訪中と条約締結交渉―文明間対話の軌跡―」

書評

矢島ふみか「浦井祥子『江戸の時刻と時の鐘』(岩田書院)」
鈴木敏弘「島田次郎『荘園制と中世村落』(吉川弘文館)」