会長挨拶:2013年12月
会長の渡辺です。本年度の大会・総会に向けてのご挨拶は致しましたが、会長としての自覚が足りず、このブログでのご挨拶が遅れたことをお詫びしなければなりません。
まず最新号の74号はすでに刊行いたしております。会員の皆さんへの発送は役員の都合で20日になります。どうかご了承ください。
歴史学会の役員に復帰して1年経過いたしましたが、財政状況の好転に驚いております。会員数の増加はないのにかかわらず、編集費の節減に成功しているためと思います。かつての会の状況を考えますと雲泥の差であります。
ただ財政好転の割に雑誌のボリュームは相変わらず、74号も100ページ前後でありました。編集担当をはじめとする役員諸君の努力にもかかわらず、なかなか改善されていない現状を、会員の皆さんにお詫びしなくてはなりません。ただ特集のテーマは、「被統治者としてのムスリム」というユニークなものとなりました。
総会席上で申し上げたのですが、今回特集論文のほかは書評2本だけでございます。我々編集企画の負担の軽減を求めるだけでなく、会員の皆さんの研究成果ご発表の場として大いに活用いただくためにも、会員の...