『史潮』新82号(2017年12月)

特集 宗派間の対立と融和

岸田菜摘「10~11世紀南イタリアにおける大司教区設立とビザンツ=ローマ関係」
鍵和田賢「信仰のために「国境」を越える―近世都市ケルンにおける改革派プロテスタントの「越境典礼」―」
大塚紀弘「日本中世における仏教宗派の共存と対立」
赤江達也「無教会キリスト教における融和の思想―内村鑑三と塚本虎二の無教会主義論争―」
佐藤清子「信教の自由の元の宗教・宗派間対立―内外キリスト教連合とアンテベラム期合衆国の反カトリシズム―」

書評

武井義和「高綱博文・石川照子・竹松良明・大橋毅彦編『戦時上海のメディア―文化的ポリティクスの視座から』―」
兒玉州平「白木沢旭児編『北東アジアにおける帝国と地域社会』」
上村敏郎「中野智世・前田更子・渡邊千秋・尾崎修治編『近代ヨーロッパとキリスト教―カトリシズムの社会史―』」
奥美穗子「澤井一彰著『オスマン朝の食糧危機と穀物供給―16世紀後半の東地中海世界』―」