『史潮』新75号(2014年6月)

特集 歴史学における図像史料の可能性―版画・広告・ポスター―

高津秀之「イメージの力―近世ヨーロッパの図像史料をめぐる一考察」
真保晶子「図像史料のコンテクストを探る―18~19世紀イングランドのトレードカード(業務紹介広告)とパターンブック(デザイン見本)」
田島奈都子「戦前期の日本製ポスターに見られる“時代の女神”の移り変わり―主題の属性変化とその史料性について」
髙綱博文「歴史学における図像史料の可能性―中国近現代史研究からのコメント」

自由論題報告要旨

三好章「汪兆銘の満洲国訪問―邦字紙の伝えたもの」
長嶋健太郎「前漢における三輔」
金穎穂「20世紀初頭韓国仁川地域における防疫事業―満洲ペスト流行と中国人労働者の関わりを中心に」

大会参加記

菊地敏夫/川﨑華菜

書評

多田狷介「小林一美、お茶の水書房、二〇一三年『中共革命根拠地ドキュメント―一九三〇年代、コミンテルン、毛沢東、赤色テロリズム、党内大粛清―』」

彙報