『史潮』新80号(2016年12月)

特集 大学と権力

津澤真代「フィレンツェ大学(1348-1473)の変遷から見る為政者の大学干渉」
上垣豊「近代フランスにおける大学と権力」
松尾有里子「オスマン帝国におけるマドラサとイスラーム知識人(ウラマー)―ウラマー任官候補制度の導入をめぐって―」
堀之内敏恵「高等試験の試験科目「憲法」に対する天皇機関説事件の影響」
大澤肇「現代中国における大学と政治権力―一九四九~一九五五―」

論文

佐々木研太「戦国後期の秦の内政干渉策」
菅原未宇「ロンドン大火以前における市民の火災対応―16、17世紀ロンドン市当局とリヴァリ・カンパニによる火災対策を中心に―」

書評

早川理穂「松浦義弘著『フランス革命とパリの民衆―「世論」から「革命政府」を問い直す―』」
深沢克己「ヘルムート・ラインラルター著(増谷英樹・上村俊郎・解説)『フリーメイソンの歴史と思想―「陰謀論」批判の本格的研究―』」
石川照子「久保田博子著『宋慶齢―人間愛こそ正義―』」

歴史学会40周年記念企画

歴史学会と私
岩崎信夫/木下康彦/佐藤公彦/鈴木敏弘/多田狷介/田中浩司/松浦義弘/森田安一
竹内誠「阿部猛さんを偲ぶ」