歴史学会 第8回「歴史総合」シンポジウム「戦後80年」と歴史総合・自由論題報告
日時:2025 年10 ⽉5 ⽇(日)
自由論題報告:11:00開始(開場10:30、終了予定12:40)
歴史総合シンポジウム:14:00開始(開場13:30、終了予定17:30)
*自由論題報告、歴史総合シンポジウムいずれかのみの参加も可能です。
会場:明治大学駿河台キャンパス リバティタワー7階1074教室
(会場へのアクセスはこちらをご参照ください。)
オンラインでの参加も可能(zoom による同時配信)
参加費無料
要事前登録(非会員でもご参加いただけます)
参加をご希望の⽅は、下記URLよりPeatixを使ってお申し込みください。
https://rekigaku-rekishisogo8.peatix.com/
※事前登録締切:2025年10月4日(土)正午
→ 当日参加も受けつけます
(オンライン参加の場合はメール(本ページ下部に記載)でご連絡ください)
歴史学会 第8回「歴史総合」シンポジウム
「戦後80年」と歴史総合
開催趣旨
歴史学会は、平成30年(2018年)告示の高等学校学習指導要領で新設された「歴史総合」に早くから注目し、2018年から「歴史総合シンポジウム」を毎年開催してきました。第8回目となる今年のシンポジウムは「戦後80年と歴史総合」をテーマに、平和教育の重要性について再確認するとともに、教育現場のさらなる発展と平和を担う若者世代の育成に寄与することを目指しています。
2025年、日本は戦後80年という重要な節目を迎えています。この間、日本社会は劇的な変化を遂げ、戦争の記憶は、戦争を直接体験した世代から戦争を体験していない若い世代へと受け継がれる局面に入っています。2022年度から高等学校で開始された「歴史総合」は、歴史的な見方・考え方を重視する新しい学習の枠組みの中で、戦争の記憶を継承し、平和の意義を考えてゆく重要な使命を担っています。
歴史教育において平和教育は重要な取り組みの一つですが、義務教育課程における豊富な実践の蓄積と比べて、高等学校での取り組みは十分ではありません。さらに、歴史総合の教育現場では全カリキュラムを一年で修了することの困難が度々指摘されており、限られた授業時間の中で充実した平和教育を実現することは容易ではありません。本シンポジウムでは、こうした現実的な制約を踏まえつつ、平和教育の効果的な実践の方策を模索します。 多くの教育関係者、研究者、そして歴史教育に関心をお持ちの皆様のご参加をお待ちしております。
プログラム(詳細なタイムテーブルは後日公開いたします)
14:05~14:25 内田圭亮(神奈川県立相模原中等教育学校)
歴史総合で核兵器について討論する〜生徒の認識は討論によってどう変化したか~
14:25~14:45 高柳昌久(国際基督教大学高等学校)
身近な軍事関連施設跡から何を学ぶか?
14:45~15:05 高野弘之(武蔵野市立武蔵野ふるさと歴史館)
公文書館が歴史総合に貢献できること~企画展『戦争と武蔵野』の取り組み~
15:20~15:50 藤田怜史(岐阜市立女子短期大学)
アメリカ歴史教育における戦時大量殺戮の位置づけ―日本本土戦略爆撃と原爆投下
コメント
15:50~16:05 成田龍一 (日本女子大学)
16:20~17:20 質疑応答・総合討論
自由論題報告
周 孟賢 (東京大学大学院研究生)
日本統治初期台湾の犬管理政策の形成背景―明治期日本の脈絡―
中川 翼(東京大学大学院)
ブリテン帝国内部における紛争解決手段としての帝国裁判所構想の「挫折」
: 土地年賦金をめぐる英愛両国の紛争を事例として
渡邊育子(フェリス女学院大学大学院)
フランスにおける文化と民主主義ー1982 年「音楽の日」の成立とモーリス・フルーレー
本シンポジウムに関するお問合せ先: rekigakuconf2025*gmail.com(*は@に変えてください)



